宇野良治、医師、医学博士
この話をするのはつらいです。
もしあなたが、何かの問題で困って、死に至るほどにつらい時、
神や仏にすがり、必死に祈るかもしれません。
「悪夢であって欲しい、問題がなかった頃に戻して欲しい」
しかし、神も仏も答えてはくれません。
神も仏も時空を変えてはくれません。
あるのは、つらい状況のままの今日と明日だけです。
あなたは、そのような、絶望感を経験したことがありますか?
でも、どこかに救いはあるはずだ、それに気がついていないだけなのかもしれない。
そう思い、何かにすがろうとします。
そして、偶然に、新しい何かを知った時、
それこそ、自分に与えられた救いの光だと思い込み、
その世界に入り込みます。
そして、自分の苦悩の全てを解決してくれると信じ込みます。
でも、だんだんとその方法では解決できないことも実感します。
いや、自分の信念が足りないのだ、自分の解釈が違うのだと時分を責め、
必死に、その価値を守ろうとします。
もしかしたら、宗教の変遷もそのような歴史があったのかもしれません。
私の場合、低FODMAP食がそれでした。
low FODMAP diet
を始めは信じていました。
これこそ、最高の食事療法だと思ったのです。
しかし、時間がたつにつれ、
日本ではうまくいかないと思い始めました。
そのため、日本独自のlow FODMAP dietとして、
英語で英国から本を出版しました。
それは、日本の果物や食品を厳しく厳選したものでした。
つまり、日本で適応できる食事療法として、
厳しい「低フォドマップ食」としようとしたのです。
しかし、
やはり、low FODMAP dietは、
オリジナルのままとして、
はっきり言って、パーフェクトではない、不完全なものとして、
修正しないほうがスマートだと感じました。
さらに、あまりに厳しすぎると、
日本人は、脚気になってしまうことも実感しました。
そう、思っている矢先、
正直なところ、札幌支部長の記述は、
非常につらいものでした。
http://blog.livedoor.jp/jlfdpg_se/
しかし、確かに、私が悩んできた核心でした。
実際に、昨年、「もう、低フォドの活動、やめる」
と、ネネに何度も言っていたのです。
つまり、私が、日本のIBSの100%に有効なlow FODMAP dietを広めよう、
という情熱がベクトルをゆがめて、私自身が迷っていたのです。
札幌支部長からの意見を参考に、
低フォドマップ食=低FODMAP食
として、
他の要素は、日本における注意事項としたいと考えています。