宇野良治。医師、医学博士
Office Uno Column
「食物繊維が便秘に有効である」と、
現在、ほとんどの日本人が信じていますが、
その始まりは、
「食物繊維の摂取の多いアフリカ人の便の量が英国人(先進国)より多い」
と英国人のバーキット医師が述べたことから始まっています。
さて、同一の診断基準で世界の35カ国の機能性便秘の有病率が比較された論文が2021年にランセット誌に掲載されました。
Lancet
Gastroenterol Hepatol 2021; 6: 638–48
赤がアジア、緑がアフリカです。
問題です。
1) 35カ国で最も便秘が多かったのは、どこの国でしょうか?
2) 日本は世界で何番目でしょうか?
3) 日本はアジア(赤の国)で何番目でしょうか?
驚きの答は、明日、公開します。
<参考>
Rome IVの機能性便秘の診断基準
少なくとも過去 3 か月間、便秘を示唆する症状がある患者に使用する。
次の特徴のいずれかを持つ患者は、機能性便秘が存在する可能性がある場合でも、他の診断について臨床的に評価する必要がある。
• 消化管出血の徴候または症状。
• 原因不明の鉄欠乏性貧血。
• 意図しない体重減少。
• 検査で触知可能な腹部腫瘤またはリンパ節腫脹。
• 結腸がんの家族歴があり、年齢に応じた結腸がんのスクリーニングを受けていない。
• 症状の発症年齢が 50 歳以上で、年齢に応じた結腸がん検診を受けていない。
以下のうち2つ以上あること:3ヶ月以上前から発症し、6ヶ月以上前から発症している
l いきみ:排便の1/4以上に起こる。
l ゴツゴツした便または硬い排便が1/4以上を占める。
l 不完全な排便の感覚:排便の1/4以上の場合
l 肛門閉塞感または閉塞感:便の1/4以上の場合
l 排便を容易にするための徒手的操作:例:指挿入で排便、骨盤底筋支持;排便の1/4以上
l 自然排便が1週間に3回未満
l 下剤を使わないと軟便になることはめったにない
l 過敏性腸症候群の基準が不十分
なお、便秘と食物繊維のYouTubeは、これです。
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