宇野良治、医師、医学博士
Office Uno Column

(2000年:中華人民共和国人民解放軍北京陸軍病院客員教授の証明)
今の私の本業はOffice Uno Columnでの執筆、本販売ですが、
今後、動画販売や講演会なども始める予定です。
医師である私は、兵庫県の保険医登録医(住所の都道府県で登録)であり、
日本全国の病院等、どこでも保険診療を行えます。
しかし、現在のアルバイトは検診業務であり、保険診療を行っていません。
保険診療医として、昔のように毎日患者さんを治療し、当直も毎日のように働けば、
それなりの収入は得られるのはわかっています。
でも、自分の信念と違う医療を行うことにジレンマがあり、
今後も「患者さん」を治療するお医者さんはしないと思います。
時々、夢で、CVカテーテルを入れたり、大腸ポリープを取ったり、
心臓マッサージをしている夢をみるのは、深層では未練があるのでしょう。
でも、今の状況で、多くの人に役に立てればいいかなと思っています。
だから、バイトの仕事は、淡々と客観的に行っています。
「患者を笑わすと、チャリン、チャリンってお金が入る音が聞こえる」
というような(実際に開業医が言っていた)、
集客目的の営利クリニックに慣れている人から、
「愛想がない」「冷たい」という苦情があるようですが、気にしていません。
ですが、そのなかで、気になっていることがいっぱいあります。
このバイトじゃなければ、気がつかないこともあるようです。
その一つは、毎年、心電図を受けている人が、
最近、心電図の波形が変わっている人が多いことです。
特に、T波の平坦化と、PR間隔の短縮が急に増えた気がします。
このような心電図変化は、コロナに感染した人にみられる所見と矛盾しません。
Electrocardiograhic characteristics in patients with coronavirus infection: A single-center observational study. Ann Noninvasive Electrocardiol. 2020 Nov;25(6):e12805.(中国からの報告)
Electrocardiographic findings over time and their prognostic value in patients with COVID-19. Ann Palliat Med. 2021 Dec;10(12):12280-12290. (中国からの報告)
また、コロナ感染後にあらたにT波が平坦化した人は、持続感染が疑われるという論文もあります。
きちんと統計学的な有意差を確認してないので、
あくまでもインプレッションです。
コロナやワクチンで心筋炎を生じることがわかっています。
その影響も考えられるので、今後、どなってゆくのか、
経過観察すべきだと感じています。
コロナについて、
ず中国の「ゼロ・コロナ」政策について、ずっと気になっています。
中国の科学者は、論文で発表している以外に、何か需要なことを知っているのか?
それ以外、徹底した「ゼロ・コロナ」を行う必要がないと思うのです。
であれば、それが何であったとしても、世界が完全にコロナ終息しなければ、
中国人が日本に来るわけなく、中国の観光客によるインバウンドは見込まれない。
日本は「ウイズ・コロナ」に舵を切りましたが、
入国制限を解除しても、中国人は来ないと思います。
・・・・・・・
ウイルスの持続感染による治療は、ウイルス性肝炎のようにインターフェロンが有効だろうと
医者や製薬会社であれば考えるはずです。
この治療が成功すれば、国民全員を対象としたワクチン治療は不要になります。
しかし、この2年間、新型コロナに対するインターフェロン療法はことごとく失敗していました。
ところが、今年8月、
中国では、スプレーによるインターフェロン治療薬に成功したと報告されました。
インターフェロン α-2b スプレーは、SARS-CoV-2オミクロン株のウイルス放出時間を短縮しました: オープン前向きコホート研究
Front Immunol.
2022 Aug 5;13:967716.
安徽医科大学
背景: オミクロン
SARS-CoV-2 バリアントは、ウイルス感染とワクチンの有効性に対する影響により、世界中に急速に広がりました。インターフェロン(IFN)は、その幅広い抗ウイルス活性により、SARS-CoV に対する保護効果があることが示されています。この研究の目的は、Omicron SARS-CoV-2 バリアントのウイルス除去における IFN α-2b
スプレーの治療効果を分析することでした。
方法: 2022 年 4 月 16 日から 5 月 5 日までのオープンな前向きコホート研究で、オミクロン SARS-CoV-2 バリアントに感染した参加者を対象に、中国の上海で IFN
α-2b スプレーの有効性と安全性を調べました。
結果: 合計 871 人の確認された患者がこの研究に登録されました。413 人の患者が IFN α-2b スプレー群に割り当てられ、458 人の患者が対照群に割り当てられました。ウイルス排出時間は、実験群と対照群の間で有意に異なっていた(11.90対12.58、P < 0.05)。実験群では、SARS-CoV-2 の最初の陽性検査からの投与時間の中央値は 3 日で、0 から 15 日の範囲でした。IFN
α-2b の噴霧に伴う明らかな悪影響はありませんでした。単変量 Cox 回帰分析により、最初の陽性検査から 3 日以内の投与時間は、ウイルス排出時間に関連する保護因子であることが明らかになりました (HR 0.81 95% CI 0.74-0.87、P <0.05)。サブグループ分析では、ウイルス排出時間は 3 日以下のグループで 10.41 (4.00-16.00) 日であり、対照グループよりも有意に短かった (12.58、95% CI: 7.00-19.15、P < 0.0001)。 >3 日グループ (13.56、95%CI:
7.00-22.25、P < 0.0001)。
結論: IFN α-2b スプレーは、SARS-CoV-2
の最初の陽性検査から 3 日以内に投与された場合、オミクロン
SARS-CoV-2 バリアントのウイルス排出時間を短縮しました。
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今後、持続感染に対するインターフェロン治療の研究が進むと思われます。
日本は、先端知識がなければ、「型落ち」医薬品を押し付けられるのは、変わらないでしょう。
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