日本低フォドマップ食推進会
会長 宇野良治、医師、医学博士
Sole proprietorship:Office Uno Column
中国では、世界で最も広く使用されてるメタボ診断基準が用いられおり、
それは日本の基準と違います。
詳しく説明すると、
中国では、 NCEP ATP III 基準
(2004 年) のアジア系米国人対応の診断基準が用いられています。
この基準では、男性の腹囲は90㎝以上、女性は80㎝以上が採用されています。
次の基準の 3 つ以上を満たした場合にメタボと診断されます。
(a) 血圧が 130/85 mm Hg 以上であるか、降圧薬を服用している
(b) 腹囲囲が男性で 90 cm 以上、女性で
80 cm 以上
(c) 中性脂肪 ≥150 mg/dL
(d) HDL-C レベル:男性<40 mg/dL、女性<50
mg/dL
(e) 空腹時血糖値 ≥100 mg/dLまたは血糖降下薬の服用
https://academic.oup.com/jcem/article/102/2/507/2972061

たとえば、中国人が日本でメタボ検診を受けた場合、
中国とは異なった診断をしてしまうことになります。
前回の韓国の診断基準の男性の腹囲は同じです。
つまり、日本人の男性だけ、
世界で最も厳しいハードルが設定されていると言えます。
そして、日本人女性だけ多少お腹が大きくても問題なしということです。
日本人男性だけ、何らかのリスクをもっているのでしょうか?
日本人男性だけ、心疾患や血管疾患が世界一多いのでしょうか?
逆に、女性は韓国や中国に比べ、腹囲基準が緩い理由は何故でしょうか。
日本人女性だけ内臓脂肪に関する病気になりにくいのでしょうか?
あるいは、日本人女性の体形が韓国人や中国人と異なるのでしょうか?
以上のようなエビデンスを調べる必要があります。