宇野良治





昔、

私はドックの仕事をするくらいなら医者をやめるか、死ぬ!

と言っていたのです。


それでやめた病院も、実際にあります。


ところが、今は、ニコニコしながら、


ドックの仕事をしています。


私のあの頃の心は死んだのでしょうか?




2013年に「メタボ基準はおかしい」

というタイトルの記事を、宇野コラムで13回連載しました 。


(今は、公開していまん)


その最初は、

最近、
製薬会社と学会が手を組んで自作自演の医療を行っているために、不要な医療費(国民の税金による)が増加しているという説が飛び交っています。

 


でした。

いま思えば、恐ろしい文章です。

学会と製薬会社を敵対したわけです。


簡単に言えば、


日本のメタボはCT検査(仰臥位)の腹囲計測をもとに研究されました。

そして、内臓脂肪量と腹囲が相関することがわかりました。

そのため、腹囲測定が体重よりも重要であるというメタボ基準が有用だとされました。

ところが、実際のメタボ検診では、立位で腹囲計測が行われるようになりました。

それは、CTの腹囲測定と全く違うのです。


巻き尺があれば、

立って腹囲を計ってみてください。

そして、寝て計ってみてください。

男性の場合、

ほとんど人は、立って計った方が増加します。

特に寝て計って85㎝前後の人は、

立って計ると90㎝を超えるはずです。


女性の場合は、逆に立った方が減るかもしれません。

これらの関係は解剖学的原理に基づいています。


「ひどいトリックだ!」


と思ったのです。



そして、

最終章の最後の文章が以下です。


「厚生労働省様、
健診の腹囲測定は中止にしましょう。」


何様のつもりだったのでしょう。


国にまで盾突いたのです。


その結果、今があると言って過言ではありません。


そして、今、生きてゆくために、


心を凍らせて、別の人間になって生活費を得ています。


初めの頃は、家に帰って布団をかぶって大声で叫んで、泣いたものですが。、


だんだん、その二重人格にも慣れてきました。


うん、でも、心は、凍らせているだけです。