日本低フォドマップ食推進会
会長 宇野良治、医師、医学博士
1.
FODMAP
日本消化器病学会の2006年の「過敏性腸症候群のガイドライン」には、FODMAPの記述はなかった。
日本消化器病学会の2014年の「過敏性腸症候群のガイドライン」では、
はじめてFODMAPに関して記された。
https://www.jsge.or.jp/files/uploads/IBSGL2_re.pdf
2020年の改定ガイドラインでは以下のように記された。
https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/pdf/IBSGL2020_.pdf#page=62
6年を経ても、未だに「欧米では」となっている。
とういうことは、低FODMAPを推進している「宇野コラム」は「欧米か?」
「低フォドマップ食」と聞くと、
「そんなの、医者から、聞いたことがないので、インチキじゃないの?」
と思うかもしれないが、
日本消化器病学会のガイドラインに記されている食事療法なのである。
2.
プロバイオティクス
2006年のガイドラインでは治療としての「乳酸菌製剤」が、確固たる位置に存在していた。
2014年では、「乳酸菌製剤」が消去され、「プロバイオティクス」に変わった。さらに、プレバイオティクスについても記された。
https://www.jsge.or.jp/files/uploads/IBSGL2_re.pdf
2020年は、作用も効果もよくわからないが、「推奨する」という方向性は変わらなかった。
https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/pdf/IBSGL2020_.pdf#page=62
気になるのは、「安全性」に関しての記述が加わったことだ。
引用され文献を調査すると、「安全性」ではなく「有害事象」についての記述だった。
Lacy,
Brian E. “Review article: an analysis of safety profiles of treatments for
diarrhoea-predominant irritable bowel syndrome.” Alimentary pharmacology & therapeutics vol. 48,8 (2018): 817-830.
doi:10.1111/apt.14948
「プロバイオティクスは一般に、穏やかではありますが、IBS患者の治療に効果的です(治療に必要な数ですが、研究間のばらつきにより、米国消化器病学部は、プロバイオティクスが世界的なIBS症状を改善するという「弱い」推奨のみを提供しました。プロバイオティクスには長い安全性の歴史がありますが(例:食品)、プロバイオティクスの臨床試験は、特に有害事象のリスクが高い可能性のある患者(例:免疫不全または入院中の個人、妊婦)において、安全性の報告に関して一貫性がありません
)。プロバイオティクスで懸念される潜在的な有害事象には、胃腸の有害作用(例、腹部のけいれん、悪心)、有害な代謝活動(例、D-乳酸アシドーシス)、および全身感染のまれなリスク(例、真菌血症)が含まれます。
安全性プロファイルはプロバイオティクスの菌株と用量によって異なるため、現在入手可能な製品の厳密な評価を達成することは困難です。」
おわかりであろうか?
だんだんと、IBSでは、プロバイオティクスの株が下がってきていることを・・・




