宇野良治、医師、医学博士
これまで、この宇野コラムでは新型コロナに関しての情報を発信してきた。
より早く、イソジンやN95マスクを推奨した。
「隠れコロナ」「重ねマス」という言葉も発信した。
しかし、日本の第6波の襲来の時期は予想より遅れた。
前回の波の理由が影響している可能性がある。
昨年11月に、オミクロンの死亡率は従来の30~50%程度であろうと記した。
http://blog.livedoor.jp/yoshiharu333/archives/56288268.html
最近のデータでは、従来の死亡率の4分の1ほどではないかといわれている。
今の世界のコロナの状況は、陽性者数は増加しているが、死亡者数が減少してきた。

米国では、死亡率の低下とともに、入院患者数が減少した。
世界の状況と異なるのは韓国である。
陽性者数はピークアウトしてきたが、
死者数の増加率は特異的だった。
やはり、米国や日本で経験したように、選挙がピークを生むのかもしれない。
選挙運動と感染に関係があるのなら、感染を効果手的に予防する方法が推定できるであろう。
一方で、死亡率の低いオミクロンの出現は、
新型コロナがインフルエンザのようになって、
世界的に収束してゆく前兆であると期待する研究者もいる。
ただし、インフルエンザのようになるというのは、
つまり、毎年、短期間流行するということを意味する。
しかし、世界的に収束するためには、
世界人口の7割以上が一斉に感染し、あるいは世界で一斉にワクチンを打ち、
(それが出来ない国は完全に鎖国するなどして)
ある期間、有効な抗体を有する必要がある。
ということは、世界中、ばらばらにワクチンを接種し、
ばらばらにロックダウンしている状況では、なかなか収束しないだろう。
世界は、「モグラ叩き状態」になっているとうことだ。

ワクチンもロックダウンも効果のない強力な感染力のある株が一斉に世界を襲えば、
焼野原になって、いったんは全世界はゼロコロナになるかもしれない。
しかし、
世界中が短期間で一斉に感染するほどの感染力はオミクロンにはない。
なぜなら、新型インフルエンザの場合では、日本でも12人に1人感染していたが、
そのような感染力がオミクロンにはなさそうだし、
世界で一斉に急増してはいないからである。