宇野良治





まず、前提として、

お腹(腸)にガスがたまるだけの過敏性腸症候群(IBS)というものは、

医学では、存在しない。

つまり、ガス型IBSというものは、

昭和30年代の日本で使われた言葉であるが、

現在の医学には存在しない。

あるとすれば、機能性腹部膨満である。

現在、IBSと診断するためには、腹痛が必須条件である。

つまり、おなかが張っても、腹痛がなければIBSではないが、

この腹痛に意味がある。

腹痛は、腸管過敏症(内臓過敏症)「によって生じる。

その内臓過敏症は、単にガスが多いだけでは説明できない。

確かに、ガスによって、腸が拡張し、粘膜虚血をきたすことはあるが、

それだけでは、強い腹痛を持続的に生じない。

その理由を探っている。



きけん




以前から、肉だけ食べていると、

排便時に肛門が痛く、臭いと熱のある便が出ることは経験していた。

さらに、ゆで卵だけ20個毎日食べていた時も、同様の症状を来した。

これまで、糖質の発酵だけにこだわって、このことは無視するようにしていたが、

動物性たんぱく質だけ大量摂取すると、

直腸炎や直腸がんになるんだろうと、

経験的に感じていた。

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高フォドによってSCFAが増加し、腸管を通過する物質が限局的アシドーシスを誘導し、

粘膜の透過性が増加するが、このhyperpermeabilityをさらに悪化させるのがNO、LPS、

さらに硫化水素である。

つまり、高フォドだけでは腹痛を生じにくいと考えている。

つまり、最近、私は、高フォドだけでは、IBSになりにくいと思い始めている。




実際に、高フォドと高システインは、

ニンニク、玉ねぎである。

ステーキに大量の玉ねぎと焼きニンニクがのっけているステーキ屋がある。




ということで、

今回の図に以下を追加した。


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TLRとNOの結腸組織レベルはIBS患者で上昇しています。 NOは、低い細胞外pHの影響により、腸上皮単層の透過性亢進を誘発します。 SCFAによる低pHは、TJに損傷を与え、バリア機能を妨害します。 これらは、FODMAP発酵によって生成された過剰なSCFAが腸上皮の外側のpHを低下させるため、NOが粘膜透過性を増加させることを説明しています。 マウスでの研究では、高FODMAP食餌を2週間与えると、標準食餌を与えたマウスと比較して腸透過性が増加し、4週間の低FODMAP食餌は、高レベルのストレスを受けたげっ歯類の腸透過性を正常化できることが示されました。

便秘が優勢なIBSでは、硫酸塩還元菌と硫化物が健康な被験者と比較して有意に増加しています。 肉、魚、卵、アブラナ科の野菜、ネギなどのシステインが豊富な食品。 にんにく、玉ねぎなどのネギ科野菜のにおいは硫黄成分が原因です。 硫化水素は、主に硫黄含有アミノ酸システインの分解を通じて微生物叢によって生成されます。 システインデスルフィドラーゼ活性を介してシステインを生成することが知られているフソバクテリウム属は、IBSまたは炎症性腸疾患における結腸機能障害と関連している。 低濃度の硫化水素は粘膜層の完全性を維持し、粘膜の炎症を改善しますが、結腸の微生物叢が結腸の上皮細胞よりもはるかに多くの硫化水素をシステインから生成するという事実を考えると、結腸の微生物によって高濃度で生成されると有害になる可能性があります 。