宇野
「布マスク」の定義はなく、国の違いでも意味が違ってくるが、
服や下着のような布、あるいはガーゼマスクも含まれるであろう。
新型コロナが流行する前の2019年、
大気汚染の予防効果についてネパールで研究された報告では、
布マスクを洗って使用すればするほど、
マスクの濾過率が低下(透過率が上昇)することが報告されている。
Optical microscopic study of surface
morphology and filtering efficiency of face masks
https://peerj.com/articles/7142/
網目の穴が広がるのが理由であろう。
上の図の1日目の黄色のバーの大きさは、500μmである。
これは、大気汚染をターゲットしているが、
今回のコロナウイルスにそのまま適応できない。
新型コロナウイルスの大きさは0.1μmだが、
一個のウイルスが浮遊して感染するのではなく、
1μmの飛沫粒子(エアロゾル)によって感染する。
このタイプの布マスクが全く新型コロナに無効であることは、一目瞭然であろう。
洗う回数というより、そもそも、ウイルスを多数含むエアロゾルが容易に通過する。
この研究で、使用されたマスクは以下である。
検討された布マスクの拡大像では、
その隙間は不織布をよりはるかに大きいことがわかる。
さらにストレッチすると穴が大きくなる。
つまり、ストレッチするマスクは危険である。
結論として、このタイプの布マスクは、
新型コロナウイルスの感染予防効果は効果がないとみなされる。

