宇野
米国医師会雑誌のJAMAにノースカロライナ大学の研究者からマスクのろ過率(ウイルス阻止率)に関する研究報告があった。
Evaluation of Cloth Masks and
Modified Procedure Masks as Personal Protective Equipment for the Public During
the COVID-19 Pandemic. December 10, 2020
その実験では、ウイルスに見立てた0.05μmの塩化ナトリウムを使用して、マスクのろ過率が比較された。
その結果では、医療用のN95マスクは98%以上と高いろ過率を示し、もしウイルスのある空気を吸い込んでも2%のウイルスしかマスクを通過しえないことがわかった。
しかし、残念なことに、日本で配布されたような布マスクでは、ろ過率が26.5%であり、73%のウイルスがマスクを通過する。これは、布のバンダナで口を被った場合(ろ過率49%)よりも低かった。
もしかしたら、
現在の日本の感染者の増加は、
日本での布マスクの普及によるマスク効果の低下
のためかもしれないと、ふと、思った。
懸念すべきは、日本の高校生や若者が好んで付けているポリエステルのマスクであるが、ろ過率は37~39%で、さらに、不織布マスクでも38.5%であった。
もし、そのようなマスクで陽性者が電車で話し続けると、60%以上のウイルスが車内に散布されるということになる。
このようなマスクで、安心して対面で話をしないほうが良かろう。
最近、世界のニュースで、マスクの紐をクロスしていることに、気が付いていたが、
この研究では、
不織布マスクのゴム紐をクロスするだけでろ過率は60.3%に上昇した。
要するに、ゴム紐の間のマスクの隙間を無くすことがろ過率を上昇させるようである。
であれば、最近、販売されている両面テープで貼り付ける不織布マスクが最も有効かもしれない。
注:2回クロスする必要fがあります。また、このようにならない不織布マスクもあります。