宇野



新型コロナウイルス感染に関しての論文は、

当初、中国から山のように各ジャーナルに投稿され、

一段落しないまま、米国と欧州からの投稿が急増し、

インパクトファクターの低いジャーナルにまで大量の論文が下ってきて、

科学の史上最大のジャーナル合格率激戦期になり、


トータル的なアクセプトの倍率は、私の推計では100倍以上です。


あるジャーナル(An Int Med)では、

「COVID-19に関する論文は、WHOに直接送ってください」

として、門前払いまで起きています。


ですから、


今回のウガイ液の研究も、

たぶん、

レフリーがいて、PubMedに掲載される、

インパクトファクター1以上のジャーナルでアクセプトされることは、

非常に難しいと思います。


ウイルス抑制効果については、PCR陰性、陽性ではなく、

ウイルス量の定量で研究しなければ、

現時点では、相手にされず、

論文はレビューにまわらないでしょう。

そもそも、研究自体に、オリジナリティーがないことは最大の欠点です。



アクセプトされるためには、

バイアスのないように、

ランダマイズされた対象で、

ダブルブラインドで、

ポビドンヨードのない同じ色調・味覚の液体と比較する必要があります。

たぶん、そういう研究で、100人以上のグループで有意差が0.001位下であれば、

インパクトファクター3以上のジャーナルにアクセプトされるかもしれません。


アウトカムの設定によっては、結果を有効に誘導することもできますが、


すぐに、見破られます。


以上から、

この研究は、今の段階で、やめたほうがいいでしょう。