宇野

前回に引き続き、下記の論文の話です。
この論文は、おそろしい「予言の書」です。
Zhou J. et al. Human intestinal tract serves as an alternative infection route for Middle, East respiratory syndrome coronavirus. Sci Adv. 2017 Nov; 3(11): eaao4966.
日本は、世界でもっとも、PPIなどの胃酸抑制薬を服用しているといわれています。
それも、男性に多い。
この研究は、新型コロナではなく、MERS-CoVの研究ですが、
ネズミの胃に、ウイルスを入れて、そのウイルスの増殖を調べたところ、
消化管で指数関数的にウイルスが増殖したが、
胃に酸を入れて、人間の正常の胃のpHである2では、ウイルスが抑制されたのです。
しかし、
胃酸抑制剤を投与すると、ネズミの腸管にウイルスが増殖し、
すぐに、そのウイルスによる肺炎を来したのです。
このMERSと同じ性質が新型コロナにあれば、
胃酸抑制剤を内服している人、
ピロリ菌除菌にかかわらず、
胃のpHの高い萎縮性胃炎、腸上皮化生のある人は、
新型コロナに感染すれば、重篤化します。
老人施設にいる人の7割以上は胃のpHが高いはずなので、
そこで集団感染が起これば、すぐに医療崩壊になります。
一方、多くの若い人は、
胃のpHが2以下なので、
消化管にウイルスが定着せず、
pHの高い鼻腔や咽頭で感染が終わってしまいます。
しかし、その間、胃のpHの高い高齢者に感染させる可能性があります。
ピロリ菌が感染するのは、5歳以下です。
つまり、5歳以下では、胃酸の産生が弱いため、
ピロリ菌が胃に入ってしまうと、
ピロリ菌を排除できず、感染してしまいます。
同様に、5歳以下では新型コロナを不活化できないのです。
そのため、5歳以下は重篤化しやすくなります。
私の、この理論は、米国消化器病学会から認定されています。
https://www.gastrojournal.org/article/S0016-5085(20)30469-8/fulltext
以上が、私が3か月間、この問題を追及してきた結論です。
しかし、対策も検討してきたので、
その結果を期待しています。