宇野



2020年4月16日 PM7時52分



PCRは偽陰性もありうるため、CTで両側肺に、スリガラス状陰影を認める場合に

新型コロナウイルス感染による肺炎と診断し、

それらにアビガン Favipiravirを投与した結果、有効であったと報告されたとします。

(実際に、中国では、ある期間、CTで確定診断していました。)

それは、アビガンの有用性を実証したと研究結果と評価されるかもしれません。




では、

次の胸部CTの診断は何でしょうか?

CT



両側のスリガラス状陰影があり、新型肺炎のように思われます。

しかし、このCTは、

新型コロナが出現する以前に撮影されたH1N1インフルエンザ(A型インフルエンザ)のCTです。


H1N1 2009 influenza A pneumonia


つまり、CTでCOVID‐19と診断されても、

PCRを行っていなければ、そのなかにインフルエンザ肺炎が存在している可能性があります。

であれば、インフルエンザに有効なアビガンが有効と導かれます。



アビガン研究では、PCRの陰性化、抗体の変化など、客観的なデータが必要です。




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<追記>  2020年4月17日 AM5時51分


何を言っているのか、わからない人もいるようなので、

具体的に言うと、

下記の新型コロナウイルス肺炎に対するアビガンの効果を検討した論文では、

新型コロナウイルス肺炎の診断は、
PCRが行われず、CTの所見と症状とリンパ球減少だけで行われています。
この診断基準ではインフルエンザ肺炎であっても新型コロナウイルス肺炎と診断されます。

 

https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.03.17.20037432v4.article-info

Posted April 15, 2020.

Favipiravir versus Arbidol for COVID-19: A Randomized Clinical Trial

According to the Chinese Diagnosis and

Treatment Protocol for Novel Coronavirus Pneumonia at that moment, COVID-19 could be diagnosed without a positive SARS-CoV-2 nucleic acid test result by: (1) a positive chest CT scan; (2) significant clinical manifestation including pyrexia, cough, breath difficulty and other indications of viral infection of lower respiratory tract; and (3) laboratory results indicating lymphopenia and (optional) leukopenia.

現時点での中国の新規コロナウイルス肺炎の診断と治療プロトコルによると、COVID-19は以下の方法で陽性のSARS-CoV-2核酸検査結果なしで診断できます。(1)胸部CTスキャンが陽性。 (2)発熱、咳、呼吸困難および下気道のウイルス感染の他の兆候を含む重要な臨床症状; そして、(3)リンパ球減少症と(オプションの)白血球減少症を示す検査結果。