Yoshiharu Uno, MD, PhD
ここ数日、線維筋痛症:Fibromyalgia(FM)に対して、なぜ低FODMAP食が有効なのか?考えていた。
重要なことは、
FMの60~70%に、
過敏性腸症候群:Irritable
bowel syndrome(IBS)と
うつ病:Depression(Dp)がリンクしていることである。
はっきりしていることは、
両者とも、精神的、心理的な影響によって状態が悪化するのではなく、
脳内でのミクログリアと肥満細胞の活性化の影響を受けている。
それらによって、腸管過敏症(内臓過敏症)を生じるとIBSを発症し、
皮膚や筋の過敏症を生じるとFMを生じるというのが、
中枢神経感作:Central hypersensitivityの理論である。
政治で言うならば、中央政府がおかしくなって、地方の人々が反乱を起こす的な感じである。
一方、私の考えは、FODMAPからスタートし、
FODMAPで過発酵が起こり、それによって肥満細胞の活性を生じ、
IBSやFMやDpを発症するというものである。
この理論は、
低FODMAP食によってIBSもFMも、同時にDpも軽快することを合理的に説明できる。
この問題は、
トリガーから出発しないと、卵が先か、ニワトリが先か、のようにわかりにくい。
