宇野



低フォドマップ食では、

原則として、

オリゴ糖、乳糖、果糖、

ポリオール(キシリトールやソルビトールなど)を

食事から排除することになっています。

それらが、小腸で水分を増加させ、

大腸で発酵してガスを産生するため、

それらを排除することによって、

下痢と便秘が改善するという理論です。


ところが、

便秘型の過敏性腸症候群では、

あまり効果がありません。

それは、何故でしょうか?


効果のない人では、

低フォドマップ食を行っても、

大腸ガスが減っていないということを確認しました。

では、なぜ、減らないのでしょうか?

大腸ガスは、発酵で増える水素ガス以外に、

メタンガス、硫黄ガスH
2Sがありますが、

メタンガスやH
2Sは、水素ガスが増加してこそ、

増えるため、

効果のない人では、

水素ガスが増加しているという事になります。

その水素ガスは、

FODMAP以外に、

食物繊維の発酵でも増えるのです。

つまり、低フォドマップ食で、

ガスが減らない人は、

食物繊維によるガスが原因と思われます。

たとえば、低フォドマップとなっている野菜や果物を

「これは、大丈夫!」と思って、

非常に多く摂取すると。

せっかく、低フォドマップ食を行っても、

水素ガスが増加して、便秘は改善しません。

そのことについて、

モナッシュや欧米の栄養士は、

低フォドマップ食の時には、

積極的に、食物繊維を摂取しましょう!

と、ネットで発信していますが、

「それは、おかしいだろう」という意見を、

米国大学消化器病学会の機関雑誌に投稿して、

アクセプトされました。


繰り返します。

便秘型の過敏腸症候群では、

大腸で発酵する全ての食品を制限しなければ、

絶対に、改善しません。