Uno Y
日本では胃がんの死亡数が低下してきました。
それについて、「戦後の衛生状態の改善で胃がんの原因となるピロリ菌の感染者が減ったためとみられる。」と解説されました。つまり、自然減少です。
https://www.sankei.com/life/news/180915/lif1809150005-n1.html
ピロリ菌除菌との関係はどうでしょうか?
これについて、先ほど、中国から私にある情報が届きました。
Yang L, Zheng R, Wang N, et al.
Incidence and mortality of stomach cancer in China, 2014. Chinese J Cancer
Research 2018; 30.
その図を見てください。
都市部(Urban)では、農村部(Rural)よりも、胃がん罹患率と死亡率が明らかに低いのです。中国では、日本のように全国的なピロリ菌除菌は行われていません。この差については、著者らは、医療格差、経済格差を考察しています。しかし、実際に中国で内視鏡を行ったことのある私は、公衆衛生の格差(つまり下水道の整備など)であろうと考えます。
実際に、中国の都市部の上水道普及率90%、下水道普及率80%、農村部の上水道普及率70%、下水道普及率30%です。
http://chasechina.jp/reports/chinabiz/marketing/5359.html
つまり、中国の農村部の上下水道普及率は、日本の1950年と同等です。

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