Uno Y


ピロリ菌に感染していると萎縮性炎になる。

説明健診


萎縮性胃炎は 、胃の奥(幽門部)から始まり、

胃の上の方(胃体部)に広がってゆく。

その広がりの程度が広いほど、胃癌が発症しやすい。

そのため、萎縮性胃炎は悪者のように認識されている。

萎縮性胃炎は粘膜が薄いため、

粘膜の下の粘膜下層の血管が透けて見える。

それを血管透見像という。

大腸の粘膜は胃よりも薄いために、

萎縮性胃炎のように血管が透けて見える。

大腸の場合、大腸早期がんを見つけるコツは、

赤い粘膜で血管が透けて見えない部位を探すことである。

思い返せば、

ほとんどの日本人が萎縮性胃炎であった頃、

大腸早期がんのように、扁平な早期胃がんも、赤い粘膜で血管が透けて見えないのが特徴であった。

つまり、胃カメラで胃内全体が血管が透けていれば、安心したものであった。

萎縮性胃炎があるほうが、内視鏡で胃癌は見つけやすいと思うのは、

私だけだろうか?

最近、ほとんど胃全体が萎縮性胃炎の胃を何例か見た。


111図1


私は、思わず、「とっても綺麗な萎縮性胃炎です。胃癌はないようです。」

と言った。

私には、萎縮性胃炎が絶対的な悪者だとは、思えないのである。