オランダからのコメントと低FODMAP食の市場
Yoshiharu Uno
<コメント>
初めまして、オランダ在住の〇〇〇〇と申します。
いつも有益な情報を発信して頂きましてありがとうございます。
先生のご著書も日本から取り寄せまして、日々参考にさせて頂いております。
お陰様で、日常的に大分体調をコントロール出来る様になって参りました。
先生の本日の記事を読ませて頂いて、私自身、一時期Vegan生活にトライしていた(確かに無月経でした)事で私の腸絨毛も相当萎縮してしまっているのだろうと改めて納得した思いです。
最近になって気になる情報を目にしましたのでご紹介します。
おそらく、つい4月の事だと思いますが、ラクターゼ剤を製造販売しているオランダの企業DISOLUTから乳糖、フルクタン、フルクトース、ショ糖に作用する消化酵素4種混合の製品が新発売になりました。
http://www.disolactlactase.com/product/quatrase/
問い合わせた所、日本への発送も可能との事です。
他国(社)製品のように余計な糖類が添加されていない点が安心かと思い、私も早速購入、摂取しておりますが、残念ながら効果の程はまだ実感出来ておりません(実はラクターゼ製剤でも今までに効果を実感できた経験が無いのですが)。1カプセル内にα-Garactsidase が500unitしか含まれていないので摂取量が不足しているのか、或いは増粘剤としても利用されているHPMC由来のカプセルが腸内発酵の新たな原因になっているのかもしれません。カプセルから粉末としての消化酵素剤のみを摂取する(と、胃酸で消化酵素が不活化してしまうのか?)、ゼラチンカプセルに詰め替えてから摂取するか?など、更に追加購入して検証していくつもりでおります。
今後も、先生の記事を楽しみにしております。
<コメントへのコメント>
ありがとうございます。
乳糖、フルクタン、フルクトース、ショ糖に作用する消化酵素4種混合の製品
やはり、海外は、すごいですね。
何がすごいかというと、きちんと、科学(医学)の進歩に応じて、その先の商品を開発している事実です。このコラムでも、このような製品の開発が望ましいと、書いています。
http://blog.livedoor.jp/yoshiharu333/archives/50587362.html
2017年08月17日
それに引きかえ、日本では、何度も私が書いていますが、乳糖不耐症が多いにもかかわらず、未だに学校でも提供されている。時には強制的に。。。。
すべてが、先進医学に逆行しているように思えることばかりです。ガスによる便秘は高FODMAPが原因です。そして、食物繊維は、便秘で腸管が拡張している場合では控える必要があります。たとえば、バナナではシュガースポットがある黒いバナナが望ましいのにもかかわらず、TVで、何と、青いバナナに食物繊維が多いので、便秘に有効だとか。。。(オイオイ、何言ってんだよ。食物繊維が有効だと言ったイギリスの学者は、アフリカの住民が便秘にならないと考えたのは、その住民たちが、バナナの一種を主食としていためだが、その際のバナナは、煮たバナナであり、煮ると、その成分は、黒いバナナと同様なんですよ。。。果糖の多い青いバナナばかり便秘の人が食べれば、半数以上の人がガスでお腹パンパンになって、便秘が悪化しますよ。。。)
さて、
乳糖、フルクタン、フルクトース、ショ糖に作用する消化酵素4種混合の製品
https://www.disolut.com/quatrase/
はたして有効か?以下の疑問があります。
1.FODMAPを意識したものですが、糖アルコール(キシリト-ルなど)が対応されていないことはIBSでは懸念です。
2.消化酵素があったとしても、それで処理できる能力を超えた摂取量では有効ではないのは確かでしょう。適切な食品摂取量は?
3.原理的には消化酵素が小腸でミックスされる必要があり、また、酵素は胃酸で変性しないのか?さらに胃を越えた後の胆汁酸、アルカリの影響は?要するに、実験室での成功が臨床的に有効か?
さて、
話は、変わりますが、米国からの最近の報告で、消費者に低FODMAP食が必要であるが、販売されている食品にFODMAP成分量がラべリングされていないことが、報告されました。
日米貿易を考えると、正確にFODMAP量を記した食品を開発すれば、米国が輸入する可能性が高いかもしれません。
J Pediatr. 2018 Apr 26. pii: S0022-3476(18)30385-8. doi:
10.1016/j.jpeds.2018.03.038. [Epub ahead of print]
Evaluation of FODMAP Carbohydrates Content in Selected Foods in
the United States.
Chumpitazi BP1, Lim J2, McMeans AR3, Shulman RJ4, Hamaker BR5.
1. Department of Pediatrics, Baylor College of Medicine, Houston,
TX.
2. Whistler Center for Carbohydrate Research and Department of
Food Science, Purdue University, West Lafayette, IN. Electronic address:
chumpita@bcm.edu.
3. Whistler Center for Carbohydrate Research and Department of
Food Science, Purdue University, West Lafayette, IN.
4. Department of Pediatrics, Baylor College of Medicine, Houston,
TX; Children's Nutrition Research Center, Houston, TX.
5. Children's Nutrition Research Center, Houston, TX.
Abstract
We analyzed the fermentable oligosaccharide, disaccharide,
monosaccharide, and polyols (FODMAP) content of several foods potentially low
in FODMAP which are commonly consumed by children. We determined that several
processed foods (eg, gluten-free baked products) had unlabeled FODMAP content.
Determining FODMAP content within foods distributed in the US may support
educational and dietary interventions.
時期を逸すると、米国の食品には、全てFODMAP量がラべリングされ、そのラベルのない日本の食品は、将来的に排除される可能性もあります。
つまり、世界の食品の嗜好動向を先読みしないと、
究極的に、日本は将来的に、健康食品と薬品の輸入国になります。

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