寝たきり高齢者の胃癌を見つけるべきか?
Uno Y
2018年1月17日号のサンデー毎日に、
近藤誠医師と森永卓郎経済アナリストの対談が掲載された。
そのなかで、以下の文章があった。
近藤医師の発言である。
「胃がんを例に取ると、施設に内視鏡検査をやる医師がやって来てね、寝たきりのお年寄りにまで胃カメラを突っ込んで、胃がんを次々と見つけ出しは、ではウチの病院にいらっしゃい、ということになる。がんは老化現象の一種だから、それこそ面白いように見つかる。」
何割かの内視鏡医は、
心当たりがあるであろう。
私、自身、この文章を読んで、ため息をついた。
そうしなければ、存続できない病院は確かにある。
それがいいかどうかは、わからない。
しかし、
86歳の寝たきりの私の母に胃がんが見つかっても、
息子としては治療を望まないのは確かである。
日本の胃癌死亡の半数近く(2万人以上)は、80歳以上である。
全体的には、ピロリ菌感染の自然減少によって徐々に低下している。
何が正しいのか?
何が、国民のために正しいのか?
国民のために何をすべきなのか?
わからない。。。
でも確かなことは、
内視鏡のバイトをしている私の場合、
自分で歩いて胃カメラ検査に来る人に対し、
全力を尽くし、苦しくなく、胃癌を見逃さないことである。
それだけである。
ただ、
それだけである。

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