Y Uno

 

ひとつの施設でずっと働いていると、

その施設での問題点が良く見えないものである。

 

いろいろな施設で胃カメラのバイトをしていると、

それぞれの施設の良いところ、悪いところが見えてくる。

良いのか、悪いのかは、ほとんど主観的であるが、

客観的な違いも見えてくる。

 

たとえば、胃の泡の量が異なることに気がつく。

それは、3つに分類された。

泡がほとんどない施設(A

時々、泡があって、2割はガスコン水で洗わねばならない施設(B)、

泡が異常に多く、9割はガスコン水で洗わねばならない施設(C

 

何が原因なのか?

ということで、

検査の10から15分前に飲ませる胃内洗浄液について調べた。

蛋白分解酵素のプロナーゼ、重曹(炭酸水素ナトリウム)、ガスコンシロップを水に薄めているのは変わりなかった。

しかし、量が異なっていた。

Aでは、

プロナーゼ1袋、ガスコンシロップ8ml、重曹1g

水を加えて全量100ml

 

Bでは、

プロナーゼ1袋、ガスコンシロップ5ml、重曹1g

水を加えて全量100ml

 

Cでは、

プロナーゼ1袋、ガスコンシロップ2ml、重曹1g

水を加えて全量50ml

 

であった。

 

明らかに違うのは、ガスコンの量である。

この場合に使用するガスコン量は、240mlと、全国的に統一されていない。

しかし、コスト面では少ない方がいいには違いない。

つまり、一回飲ませて、追加のガスコンを必要としない最低量が望ましい。

3施設の比較では、

検査中のガスコン水での洗浄を不必要にするには、

ガスコンシロップ8mlがベストのようである。

 

全体量を50mlにすると、胃カメラ中に吸引する時間が短縮できる可能性があり、具体的には10秒ほど短縮できるが、

ガスコン水を胃内に投入するには10数秒かかり、

3回行うと、30秒以上の時間のロスになる。

つまり、多めの水を初めから飲ませた方が、理論的には検査時間を短縮できる。