プロバイオティクス(善玉療法)の効果:米国オーガスタ大学から
The Emperor’s New Clothes
https://www.youtube.com/watch?v=z9mQoJU-6I0
多くの人が漫然と信じていることを否定することは難しい。
しかし、
2017年8月30日、世界最大のネット医療情報Medscapeは、
米国オーガスタ大学の研究者の論文を取り上げ、それを世界中に公開した。
Medscape: August
30, 2017
Probiotics for
Gastrointestinal Conditions: A Summary of the Evidence
Thad Wilkins, MD, MBA;
Jacqueline Sequoia, MD, MPH
Am Fam
Physician. 2017;96(3):170-178.
http://www.medscape.com/viewarticle/883835?src=wnl_edit_tpal&uac=231753EV
人の健康に有用であると信じられているプロバイオティクスについて、以下が記された。
急性感染性下痢:下痢日数を減少させるがロタウイルス腸炎には無効。
クロストリジウム・ディフィシレ関連下痢、抗生物質関連性下痢:に対する有効性について無効とする報告もあり、不確かである。
ピロリ菌除菌効果:除菌療法の補助としての使用での有効性は一貫性がない、少数対象者では有効性が報告されているが、3452人の対象者では有効性がなかった。
肝性脳症、非アルコール性脂肪肝疾患および非アルコール性脂肪性肝炎:有効性の証拠は不十分で、死亡率は低下させない。
潰瘍性大腸炎:寛解率を増加させるという報告はあるが、寛解を維持できない。
過敏性腸症候群、機能性腹痛:有効とする研究の質が低く、腹痛の頻度を改善しない。
慢性便秘:少ない対象数の研究ではプラセボよりも便回数を増加させた。
乳児疝痛:一貫した報告はない。
乳児壊死性腸炎:発生率を減少させる。
Probiotics are not effective for acute
pancreatitis or Crohn disease.
クローン病と急性膵炎に無効。
安全性:
Probiotics are generally considered safe
but caution is advised in immunologically vulnerable populations.
プロバイオティクスは一般的に安全だと考えられていますが、免疫学的に脆弱な集団には注意が必要である。
A systematic review of 17 studies
including 1,530 patients with cancer found five cases of probiotic-related
bacteremia/fungemia/positive blood culture.
がんの1,530患者を含む17件の研究の系統的レビューでは、プロバイオティクス関連菌血症/真菌血症/血液培養陽性の5例の報告だった。

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