2017年3月4日記載


豊洲の汚染を調査する地下水の採取方法 について、

1回目から8回目と、異常に汚染物質が高値であった9回目と、

地下水の採取方法が異なるという報道によって、

ネット炎上を来すほどの話題となっています。

1回目から8回目まで、溜まっていた地下水を捨てて(この作業をパージという)、

その後に溜まった水(パージ後水)を検査していたが、

9回目では、パージの水を検査したという放送(NHK)内容でした。


あるネットの記事のなかで、

「尿検査で初めの尿は捨てて、中間の尿を採取する、それと同じである。」

という意見がありました。

尿検査で、初めの尿を捨てて、中間尿を検査する意味は、

尿道の汚染(コンタミ)を回避するためです。

つまり、これと同じであるというのであれば、

くみ上げるチューブ(ホース)内の汚染を回避するという意味になります。

しかし、地下水のパージの意義はそういうことではなく、

溜まった地下水の継時的変化を回避する目的の様です。

ですから、今回のパージ問題を中間尿に例えて考えることは、正しくはないと思われます。


使っていない井戸水などは、

溜まったままなので、植物の葉が落下したり、微生物が繁殖し、大気の汚染の影響もあります。

つまり、溜まったままの井戸水では、本来の湧き出る井戸水の汚染状態を知ることが出来ません。

そのために、一旦、溜まった水を捨てて、

その後に湧き出る水で判断するのが、パージの目的です。


中間尿は、膀胱や腎盂の感染があるのか、膀胱内に溜まった尿の状況を正確に知るための方法です。

他の方法としては、

尿道からカテーテルチューブを入れて、直接的に膀胱内の尿を採取する方法もあります。



いずれにせよ、汚染があっても、汚染水を逐次洗浄して排泄すればいいわけで、

そして、汚染水が表面に出てこないように、厚いコンクリートで全面覆えば問題ないはずですが、

それが、コンクリートではなく、盛り土になり、

さらに、盛り土すら行っていないところがあるというのが問題になったということだったのでは?




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<匿名さんからのコメント>


201735

 

疑問
1)尿に関して
仮に尿道が感染していたとして初尿を含む尿を用いて検査することが中間尿で検査することとで検査結果にどのような影響があるのでしょうか?

2)豊洲の検査用井戸は指摘のように雨水等の汚染を防ぐ為に常時蓋がしてあるはずです。地下水の湧き出る速さは井戸ごとに異なるかもしれないので湧き出て井戸内に溜まった地下水を捨てた後の水を採取することは汚染水監視の趣旨に反します。

 

<返信>

1)
尿の検査で、中間尿にすべきというのは、尿検査の糖とか、ケトン体とかの化学的物質の定量、定性への影響ではなく、菌の培養や細胞沈査(白血球数や赤血球数などで、炎症の有無を知る)に影響する理由と考えられます。尿道が感染している場合だけでなく、尿道の出口の常在菌によって、それらが変動する可能性があります。膀胱内の尿は、正常では無菌であることが前提です。

2) 
御指摘のように、汚染水監視の趣旨は、どのような目的で行うのかで異なるでしょう。化学物質であれば、放置による揮発の影響もあるかもしれないので、溜まった時間によって、増減する物質はそれぞれ異なる可能性があるので、継時的物質濃度変化に関しては興味深いところです。

また、医療で例えるならば、恒久的に治癒される(完治する)ことを前提として多額の治療費を費やしたか、治癒は出来ないとわかっていて多額の治療費を費やしたか、そして、そのことに関して、インフォームドコンセントを十分に行ったか、に例えられるでしょう。



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<コメント>

 

高濃度結果が出た九回目のサンプリングと分析は八回目までとは異なる公募の横浜市の業者によって行われたそうです。従来と今回の業者とはサンプリング時点が異なるのは分析結果に対する信頼を損ないます。

貴回答に関して、
1)初尿を含む尿と中間尿の検査結果は未知だと理解します。
2)ヒ素やシアンは揮発性ではないがベンゼンは若干は揮発するかもしれません。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030590070044.html

東京都には地下空間の大気モニタリングは大気サンプル採取がどのように行われているか分析業者名とともに検証公開してもらいたいです。

 

 

<返信>

1)中間尿は、感染や炎症を正確に把握するために行うというのがこれまでの医学ですが、注射をする時に、アルコール消毒する意味がないという話もあり、また、手術野の剃毛は、かえって皮膚を傷つけて感染を誘発するとして行われなくなってきており、昔の不潔な環境での考え方が、現在のコンタミネーション予防に適応できるのかは、確かに不明です。しかし、臨床的には、検診で中間尿でない尿で潜血(+)であったとして、受診する人が多く、その場合、中間尿で潜血(-)である人が多いという事実もあります。
また、DNAの分析による研究では、尿道と直接腎から得た尿では、明らかに、異なった病原体が検出されることもわかっています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5300849/figure/f1

44図1

 

 

2)揮発したら、大気に移行しますが、ベンゼンの大気への放出と大気濃度上昇については、確認されています。

http://www.health.rd.pref.gifu.lg.jp/kankyou/PDF/science/VOC.pdf

 

確かに、相反する意見でディベートをするには正確な情報が両者に与えられることが前提です。個人的には、総合的に皆が納得できる結論になってほしいと願っています。


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<コメント>

豊洲は地下水や大気の汚染有害物質のモニタリングと言えば聞こえは良いけれど汚染有害物質が検出されないような構造にしない代わりに未来永劫にモニタリングしなければならない構造にしたとしか思えません。

 

<返信>

もっと、先のシナリオを考えてみましょう。

AがダメだからBへ、Bに行ったがダメで、Aはもう使えなくて新しくCを建設する。

このような蜂の巣移動のような出費は、誰にも批判されない。