Lubiprostone販売促進のストラテジー:流動力学理論の推奨
正直に申しますと、このような高い薬には、それなりの大きなロマンが必要です。
しかし、販売開始から、その作用機序についてMRに伺っても、「クロライドチャンネルが・・・」という感じで、弁当箱の隅のご飯粒のようなことしか説明がなく、まったくロマンを感じませんでした。
たとえ、それが誠実な回答だとしても、全く面白みがありません。ですから、私は、これまで、無視してきました。その理由は、面白くないからです。作用機序がつまらないからです。
例え、それが正しくとも、今の日本の現状をみてください。多くの怪しい健康法が、堂々と市民権を得て、世の中にはびこっています。
ですから、正しく、有用であっても、それなりのストラテジーがなければ、このいい加減な世の中で、戦えないのです。
ということで、Lubiprostoneに対して、大いなるロマンを提言したいと思います。
クロライドチャンネルなど、忘れましょう。
もっと大事なことがあります。
参考文献は以下です。
Am J Transl
Res. 2015; 7(3): 513–521.
Published online 2015 Mar 15.
Prokinetic
effects of large-dose lubiprostone on gastrointestinal transit in dogs and its
mechanisms
この論文によれば、Lubiprostoneは、胃の内容物の排泄を促進します。そして、小腸の通過時間を増加させます。さらに、大腸の収縮を高めます。
大腸の収縮を高めると言っても、実際には、大腸の内圧が増加しています。
つまり、どういうことかといえば、流動力学的に、胃の排泄量が増加することによって、それに続く小腸での流量と速度が増加し、それによって大腸への時間当たりの流入量が増加し、それによって大腸内圧が上昇し、それが連動して排便を促すと言えます。この大腸内圧の連動は、流動力学的には結果です。正しくは、内容の運動速度が上昇するということであるので、全体の消化管通過時間が短縮されます。
簡単に言えば、
「Lubiprostoneは流動力学的に消化管通過時間を早めることができる可能性がある」
ということになります。
それは、大いなるロマンのある薬の作用といえるでしょう。そして、クロライド何とかよりも、はるかに説得力があります。
(また、酸化マグネシウムでは、その密度が高いことから、流動力学的に消化管通過時間を早めると説明できます。つまり、あらゆる下剤の作用は流動力学で説明できます。)
しかし、流動力学を消化管の動きに応用することを提言したのは私だけであり、そのような作用を考えているのは、残念ながら、世界で私だけです。
そして、多くの権威者によって、その理論は却下され続けましたが、だんだんと理解されて、今年中に流動力学をベースとした論文が公開される予定です。
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