おい、おい、おい:TV家庭の医学

 

 

亡くなった父も私も医師で、父の父は陸軍御用達の漢方医で、その父も漢方医で、その父も漢方医で、どこまで続くのか、母の記憶がなくなったのでさだかではないが、私の父は、「どうせ、お前の親父は漢方医だろう」と馬鹿にされたために医学部に入ったという。

そんな家系なので、今日の健康番組は興味があった。

そして、まあ、まあ、の内容だろうと思っていたが、

でも、「これはいけない」という場面があったので、指摘しておく。

 

鍼治療で、胃が動くようになったという超音波検査の画像である。
 

 1図1

確かに、素人目には、胃が動いたように見える。

 

しかし、これは、明らかにおかしい。

まず、同じ位置で、同じ方向の画像ではない。

 2図1

そして、胃が動いているというが、脊椎が胃の下にあり、それが明らかに移動しているので、呼吸性の動きか、超音波プローベで押した動きである。

そして、最も、懸念を抱くのは、この場所は、本来、胃ガスが多い部位であり、そこに、明らかに水がある。その水は、鍼治療前の画像にはない。つまり、水を飲ませたのではないか?と疑われるのである。
このような、懸念を抱かせるような画像では、漢方医が、 「どうせ、漢方医だろう」と言われることにつながらないか?

非常に、残念である。 

 

 

 

内蔵イラストの出典:

http://lsi-blog.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-2add.html