米国心臓病学会(AHA):PPIは脳卒中を増加させる?
米国心臓病学会(AHA)学術集会で、PPI(プロトンポンプ阻害薬)の中等量以上の使用は脳卒中を増加させる可能性があるというデンマークからの報告が、2016年11月16日に発表された。
平均57歳の24万4679人の分析結果、PPI服用なしの場合の脳卒中の発症率は55.7であったのに対し、PPIの服用者の脳卒中発症率は88.9であった。
http://www.medscape.com/viewarticle/872483#vp_1
こういうことを循環器学会から言われると、消化器病学会が反発するという構図があるが、日本の臨床の場でも、消化器科では逆流性食道炎の症状である胸焼けのために漫然とPPIが処方され続けているのは事実である。また、循環器科でも、抗凝固薬と一緒に処方され続けていることが少なくない。
さらに、それを推奨している集会もある。
http://blog.goo.ne.jp/stroke_buster/e/25c380bbf5fbbd12279b87b368522f32
しかし、今後は、脳卒中のリスクが高くなる可能性を患者に説明することが必要かもしれない。
なお、日本で処方されるPPIには、
オメプラゾール(オメプラール、オメプラゾン)
ランソプラゾール(タケプロン)
ラベプラゾールナトリウム(パリエット)
エソメプラゾール(ネキシウム)
がある。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。