過去に削除した記事を再掲載する。


追加であるが、一日に一度の食事は、急激にインスリンが上がり、3回に分けた方がインスリンの上昇が抑えられるので、一日3回の食事が太りにくいと、TVで栄養士が言っているが、
それは、糖質を多く含んだ食事での話であって、糖質制限食では、糖質が少ないので、1,2回の食事でも、血糖が急激に上がって、インスリンが急増するということはない。
 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2015年7月22日掲載
 

「ご飯を冷やして食べると、レジスタント・スターチ(RS)が増加するため、消化管でお米の澱粉が吸収されにくくなり、太らないのです。」

 

というのは、全くの嘘であると、以前に記した。

 

宇野コラム、2015年4月30日(2016年9月20日再掲載)

日本のコメ(米)を疑え!(3)冷えたご飯で痩せない理由


 

しかし、証拠にもなく、昨日、同じことがテレビで放送され、

聴いていたゲストは、皆、「へー、スゴイ!」と感動していた。

 
「???」 

 

ご飯は冷やして食べても、減るカロリーは10%以下である。

 

だから、安心して冷えたご飯を多く食べれば、その分、太ってしまう。

 

そして、ご飯の温度よりも、高アミロース米の方が、吸収が抑制される。

 

だから、日本のジャポニカ米よりタイ米(インディカ米)に痩身効果があると何度も記した。

 

「これはイモにも言えることです。冷えたイモのほうが、RSが2倍も多いので、イモの澱粉が吸収されにくく、ダイエット効果があるのです。」

 

というのは、一見正しく思える。

 

実際に、豆類、穀物、塊茎(ジャガイモなど)のボイルしたてのRSは、それぞれ4.18%、1.86%、1.51%であるが、冷却後は、それぞれ8.16%、3.25%、2.51%にRSが増加する。
 

Int J Food Sci Nutr. 2009;60 Suppl 4:258-72.

Studies on effect of multiple heating/cooling cycles on the resistant starch formation in cereals, legumes and tubers.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19562607

 

穀物とは米を意味するが、この研究結果をよく考えると、

デンプンを含む全ての食べ物でRSが増えたとしても、全体の10%以下である。

つまり、一割も影響しないのである。

 

それに対し、高アミロース米は日本米よりも血糖値が上昇しにくいとうことは、7月2日にもハワイ大学から報告があった。

実験に使用されたのは、短米(日本米)と、アミロースを29から30%を含む高アミロース米である。

 

Nutrients 20157(7), 5362-5374

High Amylose White Rice Reduces Post-Prandial Glycemic Response but Not Appetite in Humans

http://www.mdpi.com/2072-6643/7/7/5225

 

その結果は以下である。

高アミロース米のほうが、明らかに食後血糖が上昇しにくい。
 

 111図1

そして、高アミロース米の方がインスリンを増加させないことも確認された。
 

 2222図1

 何か正しいか、おわかりであろうか?

とにかく、痩せたいのであれば、米はタイ米(インディカ米)にすべきなのである。

体脂肪が増加する重要な問題は、血糖値とインスリンなのである。

それは、いっぱい健康食品を摂取するよりもはるかに有効なのである。