まず、基本的なところから、おさえます。

 

よく、バランスのいい食事と言いますが、

その場合、蛋白質13%、脂質25%、炭水化物(糖質)62%くらいが良いと言われます。

その根拠は、日本人の1980年のデータがそうであったということを根拠としています。

 

http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h21_h/trend/part1/chap2/c2_04.html

「昭和55年(1980年)ごろには、米を中心として水産物、畜産物、野菜等多様な副食から構成され、栄養バランスに優れた「日本型食生活」が実現されていました。しかし、近年は、当時の理想的なPFC(たんぱく質、脂質、炭水化物)バランスが崩れ、米等炭水化物の摂取不足、脂質の摂取過剰が続いています(図2-26)。
 

1

 

つまり、そのようなバランスで、病気の発症が少ないとか、バランスが悪いと病気になるとか、そのようなデータはありません。

 

あくまでも、「1980年が良かった」という、ことだけで論じられているのです。

なぜ、1965年ではダメだったのでしょうか?

 

2013年に河北新聞に以下のような記載があります。

 

http://blogs.yahoo.co.jp/stw_onbira/10769016.html

 

 日本の家庭の標準的な1週間の食事メニューを1960年から15年おきに再現して凍結乾燥し、

マウスに与えたところ、75年当時の食事が最も内臓脂肪を蓄積しにくく、

糖尿病のリスクが低いことが分かった。

 

東北大と岡山県立大の研究チームが実験した成果で、

仙台市で24日開幕する日本農芸化学会で発表する。

 

 実験をした東北大大学院農学研究科の都築毅准教授(脂質生化学)によると、

75年の食事は、2005年の食事に比べ、タンパク質や脂質を魚介類や植物から多く摂取していた。

相対的に肉類や牛乳・乳製品が少ないほか、ワカメやヒジキなどの海草が多く、バランスが取れている。

60年の食事は米が非常に多く、塩分が多かった。

 都築准教授は「健康に良いとされる食品の流行を追ったり、

サプリメント(栄養補助食品)に依存したりするより、

食事の中で多様な食材を少しずつ取ることが重要だ」と話している。

 実験は、厚生労働省の国民健康・栄養調査に基づき、60年、75年、90年、05年の朝昼夕計21食分を再現。凍結乾燥、粉砕した粉末を3割だけ混ぜた混合餌を作った。

 さらに寿命が1年程度のマウスを使い、それぞれの年の食事ごとに、

雄8匹ずつ4グループに離乳後から高齢期まで8カ月間、混合餌を与えた。

その結果、平均体重は05年のグループを100%とした場合、

90年は99%、75年は89%、60年は100%だった。

内臓脂肪量も05年に比べ90年は77%、75年は46%、60年は86%で、75年が大幅に少なかった。

 75年の血糖値は05年の82%で、インスリン濃度が低くても正常だった。

肝臓で脂肪の分解や燃焼を担う遺伝子の働きも75年のグループが最も良かった。

 

つまり、1975年の食事バランスがいいというものではなく、蛋白質や脂質を魚介類や植物から摂取し、牛乳や乳製品の摂取を控える食事は、マウスで肥満になりにくかったという話です。食事の内容の問題です。

 

下の図は、米国、フランス、日本、中国における1965年。1980年、2007年の栄養バランスです。

 

2

 (出典:中嶋洋子著. 栄養の教科書、新星出版社、2014)
 

1965年の米国やフランスの食事のバランスは、今の日本よりも脂質が多いことがわかります。

 

日本の1965年の食事バランスは蛋白質12.2%、脂質16.2%、炭水化物71.6%でしたが、1980年よりも、癌や心疾患が低かったのです。それらが増えたのは戦後です。

 

http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/eiyo.html

 

3

 

このグラフからでは、戦前の食事が最も日本人にとって癌や心疾患が少ないと言えます。

 

 

「栄養バランスの根拠」

 

このことに関しては、さまざまな意見があります。

 

http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat22/60.html

 

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2202.html

 

http://rou5.biz/WhatsAging/pfc_balance.html

 

http://www.kaiten.jp/syokuji/pfc.html