2016年6月30日の朝日新聞の一面に、がんの発生率に都道府県差があることが掲載された。

そして、特に胃がんは日本海側に多いことが記された。

そして、TVでは、この記事を取り上げて、
胃がんは、ピロリ菌の感染が原因であり、
「塩分の摂りすぎは、ピロリ菌に感染しやすくなる」
「塩分が多いと、ピロリ菌が増殖する」
と、いう解説があった。
誰が、そんなことを言ったのでしょう?
私の理解では、
そうではなく、
胃がんで重要なのは、ピロリ菌のなかでも「CagAが陽性のピロリ菌」であり、
食塩の摂取によって、「CagAが陽性のピロリ菌」が増加するということである。

(Reference: Xu Y, Jing JJ, Gong YH, Xu Q, Zhang WL, Piao Y, Wang YL, Yuan Y.Changes in biological and virulent characteristics of Helicobacter pylori exposed to high salt. Asian Pac J Cancer Prev. 2011;12(10):2637-41.)
つまり、塩分によって、悪玉のピロリ菌が増加するということである。
しかし、塩分を減らして、胃がんの発症率が減少したという研究報告は、私の調べた限りではみつからない。
ただ、エビデンスとしては、
醤油をほとんど使用しない沖縄では胃がんが少ないということである。
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