"What patients want is to be healthy, not to consume health services."

 

 

長い間、医師をして、
 

自由主義経済での医療や医学(医学モドキも含め)は、

経済効果を優先するので、真に正しいとは言えない。
 

 

ある病院で、法人に資金を貸し付けているオーナーの経営担当に呼ばれて、

 

「大腸ポリープ切除後の入院日数を1日ではなく、2日にしてください」

 

と言われたことがある。つまり、医療を知らない人が、ソロバン勘定で、プレッシャーをかける。

 

それは断ったが、

 

自分自身、

 

取らなくてもいいポリープをどれだけ取っただろう。

 

不要な抗生剤、不要なPPIをどれだけ処方しただろう。

 

不要な検査をどれだけさせただろう。

 

ということを実感し、医療や医学に絶望し、

 

何らかの道を模索している。
 

 

開業医はローン返済や自分の子供の学費に追われ、

 

勤務医は各科の業績、病院の赤字解消のために働き、

 

大学では産官学連携が推奨される。

 

新薬の治験は誰のためか?

 

すべて、患者は計算値の変数xとなる。

 

患者と向かい合っていない。
 

 

それを何らかの気のきいた言葉で表現できないか?

 

と、思っていたが、今日、New England Journal of Medicine

 

のニュースレターに、いい言葉があった。
 

 

"What patients want is to be healthy, not to consume health services."
 

「患者が望むのは保健サービスを消費するのではなく、健康になることです。」