資料は、
「国民健康・栄養の現状」
平成22年厚生労働省国民健康・栄養調査報告書より
国立健康・栄養研究所監修
による。
下は、日本人の1が1日食べる小麦(小麦粉とその食品)の量である。
昭和45年から50年(1970~1975年)に何かが起きたことを意味している。
何が起きたのか?
昭和45年1月:学校給食への米食採用が検討され始める(日録20世紀)
昭和45年2月:閣議で米減産決定(同上)
昭和45年3月:大阪万博開催。マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンの店舗が多数出展(同上)
昭和45年7月:すかいらーく、ダンキンドーナツ開店
昭和45年:牛乳容器が180㏄から200㏄へ変わる。
昭和46年4月:ミスタードーナツ開店。
昭和46年7月:マクドナルド銀座へ開店。
昭和46年9月:日清カップヌードル発売。
昭和47年:ロッテリア上野松坂屋店開店。
昭和47年5月:沖縄返還。
昭和48年:ファミリーマート1号店開店。
昭和49年:セブンイレブン開店。
昭和49年:デニーズ開店。
昭和50年3月:ぺヤングソースやきそば発売。
昭和50年:ローソン開店。
昭和45~50年は、外食産業(外資系)とコンビニ産業が始まり、インスタント食品の普及が始まった。さらに、減反政策が開始された。
そして、不思議なことは、日本人の消費量の増加よりもはやく、輸入量が増えたという事実である。
理解できる人だけ、理解すべきことである。
では米は、どうか?
下は、日本人が1日食べる米の量である。
減反政策の始まりと一致してコメの消費が激減した。この減少と小麦の輸入量の増加とは無関係なのか?
しかし、おかしなことに平成12年まで消費は落ち込んだが、平成17年に急増している。
それは何故か?
その疑問の答えは以下で説明されている。
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昭和 25 年から昭和 40 年ぐらいまでは米の摂取量は一定で、350 g ぐらい 食べている。その後昭和 50 年、60 年、平成と減少傾向で、なぜか平成 17 年に急増し ている。平成 12 年と平成 17 年を比べると、160
g と 344 g で米の摂食量が 2 倍以上に
増えている。ご飯を食べる量が 2 倍になったということである。そんなことがあるの であろうか。新聞にはコメ余り、減反政策をどうするこうするというような話がよく
書いてある。日本人のご飯を食べる量が倍になったのなら米不足になることはあって も、米あまりになるとは思えない。ここで表の下に記載した注 2 を見ていただきたい。 平成 13 年から米類については調理を加味した値に変更したとある。つまり平成 12 年 の値は、炊く前のコメの量、平成 17 年は炊いた後のご飯の量で示していることになる。
家庭科で習うように、ご飯を炊くと米の重量は約 2.3 倍になる。160.4
g の 2.3 倍は約 369 g になり、平成 17 年に実際に日本人が食べた米の量は平成 12 年より減っている。 これなら実感と合う。昭和 30 年の値の 347 g を 2.3
倍すると、798 g になり、この値を平成 22 年の値(332 g)と比べると愕然とする。平成 22 年のコメ摂取量はなんと昭 和 30 年の半分以下になっている。1 年
1 年の減少は少ないが、数十年単位でみると日本人のご飯を食べる量は激減している。主食と言われているご飯を日本人が如何に食べなくなったかということを明瞭に示している。ここで、ご飯 332 gというのは何合 のお米を炊いたということか計算してみよう。お米一合は 180
cc で、これは約 150 g である。150 g のお米を炊くと 150 × 2.3 = 345 g のご飯になる。つまり 332 g のご飯 は 332/345 = 0.96 合で、日本人は平均的に一日 1 合足らずのお米しか食べていない。
著者:お茶の水大学 村田容常
http://teapot.lib.ocha.ac.jp/ocha/bitstream/10083/56094/1/59_1-12.pdf
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なぜ、急に基準を変えたのか?
もはや、科学的データとしては扱えない資料になったといえる。
すべて、理解できる人だけが理解できる。


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