日本低フォドマップ食推進会:宇野良治
発酵でガスが発生し、オナラの回数が増加するという資料を提示します。
Suarez FL, Springfield J, Furne JK, Lohrmann TT, Kerr PS, Levitt MD.
Gas production
in human ingesting a soybean flour derived from beans naturally low in
oligosaccharides. Am J Clin Nutr. 1999
Jan;69(1):135-9.
この実験で使用されたのは、
通常の大豆食品(スタキオース3.33%、ラフィノース0.51%:合計3.84%)
低オリゴ糖大豆食品(スタキオース0.46%、ラフィノース0.16%:0.62%)
それぞれを80g食べた後の結果は以下でした。
発酵によって呼気水素が異常に増加しています。これは腸内での発酵量を表現すると共に、腸内のガス量をあらわしています。この図から、IBSの場合では、食後4,5時間から著しい症状が出る可能性があります。
また、オナラの回数が増加します。
この研究でのオリゴ糖の量は以下です。
通常の大豆食品のオリゴ糖含有量は3.072g
低オリゴ糖大豆食のオリゴ糖含有量は0.497g
オリゴ糖が高い食品(100g中)は、ヤーコン8g、ゴボウ2.3-3.6g、玉ねぎ2.8g、チコリ2.7g、ヤマゴボウ2.2g、食用タンポポ1.4g、ライ麦0.7g、白ネギ0.6g、きな粉7g、納豆2g、ハチミツ1.5g、ニンニク1g、豆乳0.5g、豆腐0.42gとネット記事にあります。
また、特定保健用食品の規格基準では、1日摂取量の目安は以下です。
大豆オリゴ糖(スタキオースおよびラフィノース20%以上を含む)2~6g、フラクトオリゴ糖(フラクトオリゴ糖55~60%含有、乾燥で95%以上)3~8g、乳果オリゴ糖(ラクトスクロースを55~60%含有)2~8g、ガラクトオリゴ糖(ガラクトオリゴ糖20~55%以上)2~8g、キシロオリゴ糖(乾燥95%以上、液体70%以上)1~3g、イソマルトオリゴ糖(37%以上)10g。
特定保健用食品として認可されている理由は、「おなかの調子を整える」ですが、その実験は「便回数の増加」で示されています。その意味からは、ガスの増加、オナラの増加は、副作用、副反応と言えるので有効であるという摂取量でそれらが起こりえるという意味を持ちます。
日本の人口の14%のIBSのために、発酵を引き起こさない低オリゴ糖の豆乳、豆腐の開発が望まれます。


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