日本低フォドマップ食推進会:宇野良治

 

今日、頂いたコメントを紹介するとともに、
質問に回答します。
 

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毎日、ブログの更新を楽しみにしている読者です。 
また、25年以上、IBS下痢型(おそらく)に悩んでいる者でもあります。 
FODMAPを知ったのは2年ほど前、その後、自己流で低FODMAP食にチャレンジしてきましたが、文献が英語であることや、当然、日本の食文化に対応していないことなどで、本格実施には至りませんでした。(NG食材の傾向がつかめるようになった程度) 

そんな中、半年ほど前に宇野コラムに出合い、低FODMAP食がIBSの最後の砦と確信し、実践し、現在、ほぼコントロールできるようになってきています。 
現在は、2年前にIBSを知った同時期に始めた煎じ漢方薬と低FODMAP食の併用で、平日はほぼ問題なく過ごし、休日前にチャレンジ食を試してみるという生活をしています。 

現時点の疑問は①NG食材を口にしてしまってIBS症状が出た場合の対応策(薬でおさえられるか?)②逆流性食道炎の場合のPPI以外の選択薬(妻がパリ〇ットでIBSの症状がでたため 
といったところです。 

宇野先生には、有償相談開始、もしくはIBS専門医師として開業してほしいと思っております。 
日本における低フォドマップ(FODMAP)食の基本と実践 第6版 
の発行楽しみにしています。

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<お答えします>
 

NG食品で症状が出た時の有効な薬はないか?
 

ガスが多くなって、お腹が痛くなる理由は、ガスによって腸管が拡張して、腸壁にある筋が引き延ばされるためです。徐々に腸管が拡張しても、痛みは感じませんが、急激に引き延ばされると痛みを感じます。過敏性腸症候群でのガスは、8割は大腸の奥の方(直腸より奥)にあり、2割は小腸のみか、その二つの混合型です。ガスコンというガスを除去する薬がありますが、これは飲んでも腸まで届かないのでほとんど意味がありません。症状は、NG食品摂取後の45時間から出現し、その後、2から数時間続くことが多いのですが、ピークを過ぎれば楽になるので、我慢して、経過をみていいでしょう。どうしても押さえたいときは、腸の筋肉の動きを抑えるブスコパンやロペミンが効果的ですが、連用すると、腸が慢性的に横に伸びてしまう危険性もないとはいえないので、あくまで、頓服として使用すべきです。
 

逆流性食道炎のPPI以外の薬
 

逆流性食道炎と診断されても、実は、胆汁逆流(胆汁が十二指腸から胃へ逆流)の症状であることが少なくありません。内視鏡をする際に、胃液のpHを測定すれは、胆汁逆流性の場合は胃液はアルカリ性であり、これはPPIを飲んでいても逆流性食道炎が良くならない人に多くみられます。症状による自己鑑別診断としては、口に上がってくる胃液が酸っぱくなく、「苦い」というのが特徴です。この場合、PPIはあまり有効ではありません。胆汁が逆流してくるということは、胃液が胃から十二指腸へ排泄される動きが悪い、あるいは、十二指腸から小腸へうまく排泄されない場合なので、この動きを調節する薬である、ガスモチンが有効だと思います。もちろん、胃液逆流性の逆流性食道炎でもガスモチンは有効です。コーヒーを飲むと、胆汁が過度に分泌されるという報告もあり、胆汁逆流がある場合は、コーヒーは控えたほうがいいでしょう。


開業について

開業するには、自己資金が必要ですし、1日30人患者がいても、対象患者がIBSで、そして、薬を出さないで、ただ指導するだけでは赤字になり、結果的に、意味もない薬を処方し、意味もない検査を患者さんに強いることになります。ですから、開業は宝くじが当たらないかぎり、無理です。

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