宇野良治:医師、医学博士
私が医師をしていた頃、病院給食を見て、いつも思うことがあった。
栄養士が一日のタンパク質量を調整するために、安易に牛乳を用いることである。
毎日、給食の朝のタンパク質を牛乳にたよっているため、ご飯+牛乳の組み合わせがほとんどである。
日本人は、世界のなかでも乳糖不耐症が多い民族で、25~85%は牛乳を1杯飲んだだけで下痢、腹痛、腹部不快などの症状を来す。牛乳で下痢を生じる状況では、カルシウムの吸収は不良であり、牛乳に含まれているリンによってカルシウムの吸収が阻害され、卓上で計算したカルシウム摂取量は得られない。
なぜ、日本全国の病院の栄養士は、給食に牛乳を安易に出すのか?
その背景には、日本栄養士会に、牛乳摂取を推進している人がいるからかもしれない。
http://livedoor.blogcms.jp/blog/yoshiharu333/article/edit?id=44477898
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http://www.j-milk.jp/tool/hodo/berohe000000j2cg-att/berohe000000j2fi.pdf
メディアミルクセミナー
主催:一般社団法人Jミルク
日本栄養士会専務理事 迫 和子さん
栄養士会では昭和40年代前後から、まずは北からとして減塩活動に取り組んできました。しかし、その減塩活動は
現在、少し飽きられてきていて「減塩すなわちおいしくない」というイメージができているのではないでしょうか。その中で、乳和食という新しいことばは、とてもインパク トがあります。新しい減塩のツールとして、私達栄養士会も
これを活用して、研修会等々をしながら、国民の方々に広く 普及していきたいと思います。全国各地に栄養ケアステーションの整備が進められていますが、そこを拠点として、減塩活動をJミルクさんとともに、本気で取り組んでいきたい、と思っています。
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「乳和食」? 日本の伝統食を変えてよろしいのか?
そのまえに、乳糖不耐症を考えよ!
私は、病院給食や学校給食に牛乳をだすことには反対である。
その意味で、新潟県三条市の決断は、非常に喜ばしい。
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http://news.livedoor.com/article/detail/10294550/
読売新聞 2015年7月1日 9時6分
新潟県三条市教育委員会は30日、計30の市立小中学校全校の給食で牛乳を提供しないことを決めた。
米飯と牛乳は合わないと判断したためで9月から実施する。一方、カルシウム不足を補うメニューが作りにくいなどとして、給食時間以外に牛乳を提供する方針も決めた。
2008年から完全米飯給食を実施している同市は昨年12月~今年3月、試験的に献立から牛乳を外した。市教委は期間中の栄養充足率などを検証し、牛乳がなくても栄養面で問題がないと判断した。しかし、牛乳の代用としてカルシウムの多い小魚やヨーグルトなどを給食に使うことで献立が固定化する傾向があったという。
ただ、市教委は「牛乳は給食の直後に出してもいい」としており、30日に市教委が開催した学校給食運営委員会では、学校関係者から「給食の時間に一緒に出しても同じでは」と指摘する声も上がった。
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せっかくなので、もう少し、知恵を絞ってほしい。
乳糖不耐症は乳糖(ラクトース)量が4g以上で症状を来す。
通常の牛乳では1カップに16gの乳糖が含まれている。つまり、通常の牛乳は4分の1カップ以上飲むと、40人クラスでは、10~34人が30分から2時間の間に、腹痛、腹部不快、下痢を生じる。(牛乳のかわりにヨーグルトを出すというが、低脂肪ヨーグルトなどでは170gで6gの乳糖を含んでいるので、必ずしも安心とは言えない。)
一つのアイデアとしては、牛乳ではなく、アーモンドミルクやライスミルクにすること。
さらに、どうしても牛乳にこだわるなら、低乳糖の牛乳にすべきである。
たとえば、アカディ(雪印メグミルク)は、乳糖を8割カットしているというので、それが事実であれば、1カップ3.2gであり、アカディ180㏄は飲んでも良い事になる。
注:低フォドマップ食の導入期では、 アカディを含めて、全ての牛乳は禁止です。
アカディはチャレンジ期に開始すべき牛乳です。
以上、2015年7月5日記載。
<追記> 2015年9月14日更新
乳糖不耐症では、4g以上の乳糖で症状が出現しますが、
日本における低フォドマップ食(宇野案)では、導入期は、1g以下と設定します。

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