PEGのサイズアップをしてはいけない、と、

低次元なことを、堂々と言っている人がいるので、

ここで、サイズアップの方法を解説します。






ただし、このサイズアップの方法は、

鮒田式胃兵固定具で、

きちんと胃瘻が癒着していることが前提です。



<PEGサイズアップの条件>


1)サイズアップ時期(瘻癒着剥離予防のため)

①鮒田式胃壁固定具で固定し、抜糸の前
②鮒田式胃壁固定具で固定し、抜糸した場合は、造設から1か月後

2)必ず、透視下で行う

3)PTCD用のダイレーターをサイズアップの+4フレンチまで用意

4)サイズアップは、1回で2フレンチアップまでとして、次のサイズアップまで1週間以上あける。

たとえば、16フレンチのチューブを20フレンチにしたい場合、

初回は18フレンチとします。その際、ダイレーターで20フレンチまで拡張します。

20フレンチまで拡張しても20フレンチのPEGチューブは入らないことが多いので、

無理やり入れないようにします。

PEG癒着がはがれないように、1週で2フレンチアップまでとします。



#PEGの瘻孔が、すでに開大してしまっている時は、

つまり、ダイレーター作業がいらない場合は、

その開大に適したサイズを入れればいいだけです。





<PEGサイズアップ方法>



まず、胃瘻にガイドワイヤーを入れます。


かくちょう1図1


そして、PEGを抜きます。

かくちょう2


 ガイドワイヤーを通じて、PECDで胃瘻の瘻孔を広げます。

かくちょう3


かくちょう4



(ポイント)

PEGチューブの先端は細くなっていないこと、
また、先端のバルーン部分の抵抗で入っていかないことがあるので、
予定のPEGサイズより
2~4フレンチ大きいダイレーターで拡張します。


かくちょう5


PEGサイズアップで、絶対にしてはならないのが、
腹腔内へのチューブ留置です。


胃瘻0







かくちょう6



(必須事項)

サイズアップ後は、空気を注入して、胃内への留置を確認した後、

水様性の造影剤を注入して、レントゲン写真を1枚撮影し、

手技が成功であったことの証拠を残します。