日本の帝王切開は20年で2倍増え、年間20万件!
 どうする日本?

 

医療ジャーナリスト:宇野良治

 

 

2014年に出版されたニューヨーク大学のMartin Blaser教授の本

MISSING MICROBES」を買い、そのCD版も買って、CDを1回聴きました。

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 ぶれいざー

気になったところを、本で確認する作業中です。

色々な興味深い話がありました。

この本は、来年、日本でも日本語版が出版されるので、

詳しく、書くことは出来ません。

この本は、日本でも売れるでしょう。

いや、日本国民は読むべきです。
特に、医療職種の人は、絶対に読むべきです。
Blaser教授は、よくある日本の権威者とは違い、
自分の利権のためではなく、世界中の人類の将来を憂いているのです。
科学者が自分のために、いいことを言うのではなく、
真実を知り、憂う姿が美しいと思うのです。
 

 

発売前に、詳細を書くことが出来ないため、

気になったところを、ひとつ、紹介します。

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出産時に、生まれてくる子供は、母親の膣から出てくるが、この際に、母親の膣に常在する乳酸菌を全身に塗りこまれ、さらに経口摂取することが本来の出産であり、それによって、子供の腸に乳酸菌が住みつく。さらに、母親の皮膚の常在菌の影響も受ける。また、赤ちゃんへのキスにより母親の口腔内の菌も移植される。それらの菌に対して免疫を獲得することによって、人間の正常な免疫機能が保たれる。

ところが、最近の分娩では、出生前に膣内が消毒され、誘発剤ですばやく出産を終えて、さらに赤ちゃんの皮膚もきれいに洗われる。これでは、人間本来の免疫機能を得ることが出来ない。特に、帝王切開では、母親に抗生剤まで使用され、赤ちゃんは無菌のままで生まれてしまう。

通常分娩の赤ちゃんの口、皮膚、腸には乳酸菌、プレボテラ菌属、スネアチアが付着しているが、帝王切開での赤ちゃんの皮膚にみられるのは、ぶどう球菌、コリネバクテリウム属、プロピオン酸菌属であり、全く異なる。

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人類は、呼吸をする前に、母親の膣の乳酸菌を摂取して、生まれるのが本来であるということです。実際に無菌状態の帝王切開で生まれた子どもはアレルギーが5倍高くなるという報告もあります。

帝王切開児には喘息も多く、さらに自閉症や炎症性腸疾患とも関係していることがわかってきています。自閉症では小麦などのアレルギーが関与しているとされています。昔に比べ、アレルギーや喘息だけでなく、免疫に関係した疾患が増加しているのは、出生時での問題が関与している可能性が高いのでしょう。

厚生労働省は、帝王切開の異常に多い病院を早急に調査すべきです。 そして、なぜ、帝切になったのか?全国の病院ごとの基準を徹底的に追求することが必要です。
そして、「その場しのぎ」ではなく、帝切で出生した子供の病気の調査を追求すべきです。 そのうえで、国家としてあるべき出産の方法の指導をお願いしたいと思います。


細菌学的に、帝王切開に ついて危惧したBlaser教授の考えは、実際に臨床研究で、次々に報告されています。

 

 

 

<帝王切開Cesarean sectionにより生まれた子に多い疾患>
 

  自閉症と注意欠陥/多動性障害

J Child Psychol Psychiatry. 2014 Oct 27. doi: 10.1111/jcpp.12351. [Epub ahead of print]

Research Review: Birth by caesarean section and development of autism spectrum disorder and attention-deficit/hyperactivity disorder: a systematic review and meta-analysis.

 

  小児の肥満

nt J Obes (Lond). 2014 Oct 9. doi: 10.1038/ijo.2014.180. [Epub ahead of print]

Prenatal exposure to antibiotics, cesarean section, and risk of childhood obesity.

 

  小児喘息

Clin Exp Allergy. 2013 Sep;43(9):1058-66. doi: 10.1111/cea.12152.

Conception via in vitro fertilization and delivery by Caesarean section are associated with paediatric asthmaincidence.

 

  炎症性腸疾患

Inflamm Bowel Dis. 2012 May;18(5):857-62. doi: 10.1002/ibd.21805. Epub 2011 Jul 7.

Cesarean section and offspring's risk of inflammatory bowel disease: a national cohort study.

 

  帝王切開による抗生剤使用とセリアック病

Am J Epidemiol. 2014 Jul 1;180(1):76-85. doi: 10.1093/aje/kwu101. Epub 2014 May 22.

Association of maternal education, early infections, and antibiotic use with celiac disease: a population-based birth cohort study in northeastern Italy.

Martin J., M.d. Blaser
Henry Holt & Co
2014-04-08