PPIはSIBO(小腸菌増殖症)、IBS(過敏性腸症候群)、カンジダ症の原因か?
医療ジャーナリスト:宇野良治
過去にアップしていた記事ですが、内容を補充して、
FC2で再アップします。
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PPI:プロトンポンプ阻害薬(消化性潰瘍治療薬)には、
オメプラール
タケプロン
パリエット
ネキシウム
があります。
適応は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、(症状だけの)非びらん性胃食道逆流症などですが、タケプロンではバイアスピリンやNSAIDsと安易に併用されています。
(メモ)胃食道逆流症(GERD:gastro‐esophageal reflux disease)は胃酸などの消化液が食道内に逆流することによって胸やけ、呑酸の症状を来す総称ですが、GERDのうち、内視鏡検査で食道にびらんや潰瘍がないものを非びらん性胃食道逆流症(NERD:non-erosive reflux disease)と言い、内視鏡検査で食道炎がある場合は「逆流性食道炎」(reflux esophagitis)といいます。これら全てに、PPIが用いられます。
ピロリ菌除菌後に逆流性食道炎が増加しますが、その治療に用いられるのがPPIです。PPIによってSIBO(小腸内菌増殖症)になるということに関しては1994年から論争されていましたが、2013年のレビュー論文で、過去の11論文が検証され、「関係がある」と判断されました。(CLINICAL GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 2013;11:483– 490)
また、IBS(過敏洗腸症候群)で受診しても、腹部症状があるのだからとして、安易にPPIが処方されますが、PPIによってSIBOを発生し、IBSが悪化することも考察されています。
さらにPPIを服用すると小腸菌増殖症(SIBO)とカンジダ症(candida overgrowth)になる危険が高くなるという報告があります。
下の図の赤枠に関する論文です。
(図2)
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