<2015年4月27日記載>
島豆腐:::確実に痩せる「低カロリー高タンパク食」の科学的根拠
2014年、肝臓に脂肪が沈着して発がんを促す非アルコール性脂肪肝に対して、
「低カロリーかつ高蛋白質」の食事が有効であることがブラジルから報告されました。
Hypocaloric high-protein diet improves clinical and biochemical markers
in patients with nonalcoholic fatty liver disease (NAFLD)
(Nutr Hosp. 2014;29(1):94-101)
その報告では、肝機能が改善したばかりではなく、
体重、ウエスト周囲長、LDLコレステロール、HbA1cも減少することが確認されました。
つまり、脂肪肝もメタボも糖尿病も低カロリー高タンパク食で治ってしまうということになります。
実験での、食事内容は、
女性は1200Kcal
男性は1400Kcalを
75日続けたのですが、
全エネルギーの35%が蛋白質でした。
つまり、
女性では420Kcal、男性では490Kcalの蛋白質であり、
蛋白質量としては、
女性は蛋白質量105g、
男性は蛋白質量122.5g
を摂取したということになります。
ちなみに、脂質は、25%で、300~350Kcal(33~39g)でした。
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この研究で使われた低カロリー高タンパク食のメニューは、
2008年と2013年に発表された他の研究者においても長期間継続しても安全であることが証明されています。
1)2008年:64週間の低カロリー高タンパクの食事継続で、有害事象はなく、心血管系疾患のリスクが低下した。(Am J Clin Nutr 2008 vol. 87 23-29 Long-term effects of a high-protein weight-loss diet)
2)2013年:低カロリー高タンパク食を12週間継続したところ、有害事象はなく、平均7.7kgの体重減少、特に脂肪の低下を認めた。(Eur J Nutro 2013,52, 317-25. Comparison of the effects of weight loss from a high-protein versus standard-protein energy-restricted diet on strength and aerobic capacity in overweight and obese men)
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体についた脂肪がとれて、
体重が減る食事(1日)は、
カロリー1200~1400Kcal
蛋白質量105~122.5g
ということがわかりました。
しかし、
100g以上の蛋白質量で1200~1400Kcalになる食事、
つまり、カロリーを抑えながら、蛋白質だけを増やす食事は
普通の日常生活の食事で可能なのでしょうか?
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日本人の必要蛋白質量は体重1kgあたり0.65g
なので、50kgで32.5g
60kgで39g
70kgで45.5g
なので、100g以上の蛋白質量とは、1日必要量の2倍以上です。
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まず、外食で可能なのか調べてみましょう。
蛋白質が高そうなもので計算します。
1)ダブルチーズバーガー(マック)3個で1359Kcalですが、
蛋白質量は81.9g→足りません!
2)ビッグマック(マック)2個で1094Kcal
蛋白質量は49.6g→全然足りません!
3)並もりの牛丼(吉野家)2杯で、1360Kcal
蛋白質量は41.2g→全然足りません!
4)フライドチキン(ケンタ)オリジナルチキン4本で、
1185Kcalで、蛋白質量は、73.2gで足りません。
以上のように、外食では、カロリーを控えたとしても、蛋白質量が足りないために、
痩せることが難しいことがわかります。
つまり、いくら、カロリーを控えても、
食べ物自体が痩せやすい栄養構成にはなっていないので、
効果が得られにくいのです。
「食べるの控えているのに痩せない」
ということをよく聞きますが、
これが、その理由です。控えるだけではだめなのです。
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次に、食材でみてみましょう。
蛋白質100g以上を牛肉で考えてみましょう。
牛肉100gで、371Kcal、蛋白質は15g程度。
1日、牛肉を500g食べても蛋白質は75g、
蛋白質100g以上になるには、毎日700g以上の牛肉を食べなければなりません。
しかし、700gの牛肉のカロリーは2600Kcalになり、
やせるレベルの1200~1400Kcalの2倍になってしまいます。
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では、牛乳はどうでしょうか?
牛乳200mlは140Kcal、蛋白質は6.8g
蛋白質100g以上を得るには、
3リットル飲まねばなりませんが、
カロリーは2100Kcal
だめです。
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では、ゆで卵ダイエットと知られるゆで卵はどうでしょうか?
ゆで卵1個100Kcal、蛋白質は7.3g
蛋白質量100g以上になるには、
14個食べればいいことになります。
カロリーは14個で1400Kcalで、
低カロリー&高タンパク食が得られます。
つまり、
「ゆで卵ダイエット」は毎日、14個以上食べれば有効といえます。
ただし、脂質も100gほどで、実験食の3倍になります。
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では、島豆腐を計算しましょう。
島豆腐は100gで106Kcal、蛋白質は9.1g
100g以上の蛋白質を得るには、
1100gの島豆腐の摂取が必要です。
そして、その場合のカロリーは、1160Kcal
実験食の男性1400Kcalで考えると、
1300gを食べると、蛋白質120gとなり、
ほぼ、低カロリー高タンパク食と一致しています。
つまり、ダイエット食として最適です。
その場合の脂質は90g程度で、ゆで卵よりは少ない。
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他の豆腐はどうでしょうか?
絹ごし豆腐 100gで56Kcal
300gで蛋白質14.7g、脂質9g、炭水化物6g
500gで、蛋白質24.5g、脂質15g、炭水化物10g
800gで、蛋白質39,2g、脂質は24g
1000gで、蛋白質49g。
木綿豆腐 100gで72Kcal
300gで蛋白質19.8g、脂質12.6g、炭水化物4.8g
500gで、蛋白質33.1g、脂質21g
800gで、蛋白質53g、脂質33.6g
1000gで、蛋白質66.2g。
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では、蛋白質の王者の赤身のまぐろはどうでしょうか?
赤身のまぐろは100gで125Kcal、蛋白質は21.1g
蛋白質100gを得るには、500gを食べる必要がありますが、
その場合のカロリーは625Kcalと低い。
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以上から、
毎日、
赤身のまぐろ200g(250Kcal、蛋白質42g)
と、島豆腐300gを3食、一日で900g(954Kcal、蛋白質81g)
だけを食べていれば、
75日後には、体重と体脂肪が確実に減り、高脂血症や糖尿病の薬がいらなくなるかもしれません。
今回、
私も、やっと、ダイエット食というものを十分に理解出来ました。
今回の事を理解出来れば、
もう、サプリも、特保も、下剤も、なにもかも、ダイエットにまつわるものは不要なのです。
最後に、強調しますが、
日本の栄養士が指導している「三大栄養素をバランスよく少な目に」という、
低カロリー普通食よりも、低カロリー高タンパク食のほうが、
科学的エビデンスがあるのです。
そして、長期の観察においても何らの有害事象も報告されていないのです。
なお、今回の記事によって、予想される経済的損失、社会的影響は以下です。
1) ダイエット食の売り上げ低下
2) 特保食品、飲料の売り上げ低下
3) 高脂血症治療薬の売り上げ低下
4) 糖尿病治療薬の売り上げ低下
5) 健康雑誌の売り上げ低下
6) スポーツジムの顧客低下
7) ファストフードの売り上げ低下
8) コンビニの売り上げ低下
9) 栄養士の信頼失墜
他にもあるでしょう。
しかし、それらに影響があっても、
日本全体の医療費が抑制されるほうが、
日本の国にとっては有益でしょう。
(宇野良治)


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