「ねじれ腸」と勘違いした理由を考察する
私の最近の個人的なことで、感じたのは、 人は嘘をつこうとして嘘をつくのではなく、 「勘違い」したことを、正当化しようとして 結果的に「嘘をつく」ことがあるのだとわかりました。 人間の性格上、人前で、「勘違い」したことを、あたかも本当のように言ってしまった場合、 後になって、自分がおかしいことに気が付いても、もう後に引けなくなり、そのために、「間違いだったか?」と思い、後悔しながらも、「勘違いだった」と言えなくなってしまう。。。 これが人間同士なら、勘違いされたほうはたまったものではありません。 しかし、気の毒に思って、同情した時には、 今度は、本気で嘘をつきだす人もいます。 ・・・・・・・・・・・ さて、 「勘違い」をして後に引けなくなるのは、 医者にもいます。 人前で、この病気の原因は○○○だ!と言ってしまって、 脚光を浴びて、ちやほやされた後に、 マチガイに気が付いても後に引けなくなった医者です。 きちんと、権威のある国際学会などで報告して無視されるか、 蜂の巣にされるかして自分の間違いに気が付くか、 インパクトファクターのある雑誌に挑戦して、 リジェクトとただ一言、返されればよかったのに、 そのような正規のルートを回避して、 「世界的発見」と自分で自画自賛してしまって、 もう、どうしようもなくなってしまう医者がいるのです。 ・・・・・・・・・・・・ さて、「ねじれ腸」では、どうして、勘違いしたのかについては、 以前に、述べたように、 大腸内視鏡を挿入する際に、 だらんとしている腸をストレートにして内視鏡を挿入する時に、 内視鏡に腸が絡まるようにして直線化してゆくので、 内視鏡を抜くときに、その絡まりを見て、「腸がねじれている」と勘違いしたのであろうと記しました。 今回、そのように大腸内視鏡に腸が絡んでいる画像を提示します。 これです。 これは、大腸内視鏡を入れた後に、 もう一本の内視鏡を肛門から入れて、 内視鏡に大腸が絡んでいるところを撮影したもものです。 なぜ、このような画像があるかといえば、 1987年に、アメリカから「大腸の多発ポープを切除する場合、 切除しても、回収するために何度も内視鏡を抜いてきて、また入れなければならず、 時間がかかるため、二本の内視鏡を肛門から入れて、一本は切除するだけの内視鏡として、もう一本は回収するための専用として用いれば、時間短縮となる」というダブルコロノスコープ法が報告されたのです。 私はそのまねをして二本の内視鏡を入れてみようとしたが、 2本目が入らない。 入らない原因は、下行結腸が、スコープに巻き付いて、2本目のスコープが入る隙間がなかったからです。3人行っても3人が入りませんでした。 1本目が盲腸に入る時間の2倍かけても入らないので、 ダブルコロノスコープ法は、意味がないのではないのか? と論文を書いたのです。 (Gastrointest Endisc 1944,526-7) しかし、アメリカでは2本楽に入るというのであれば、 アメリカ人の場合は、スコープに大腸が巻き付くことが少ないのかもしれません。 「ねじれ腸」の先生が、ドイツでの大腸内視鏡検査で「ねじれ」が観察されなかったというのは、そういうことです。 だから、 便秘の原因が「ねじれ腸」というのは、 おかしいのです。 内視鏡を引き抜くとに見える「ねじれ現象」 は、ただの大腸内視鏡への「巻き付き」なのです。 こんなありえないシャシンをサツエイするのはワタシだけでしょう。。。
